1970~80年代に芸能リポーターとして活躍した鬼沢慶一(おにざわ・けいいち)さんが、昨年9月5日に老衰のため都内の病院で亡くなっていたことが12日、分かった。89歳だった。
鬼沢さんはスポーツニッポン新聞社に入社後、報知新聞社に転職。芸能記者として活動した。渥美清さんの結婚、小林旭(83)の結婚など数々のスクープをものにし、70年にフリーに転身。71年からはTBS系ワイドショー「モーニングジャンボ」で芸能リポーターの草分け的存在として活躍した。
歯切れのいいリポートには定評があり、その後も同局系「3時にあいましょう」、日本テレビ系「ルックルックこんにちは」のリポーターとして活躍。“芸能界のロッキード事件”として騒がれた詐欺事件の大原みどり事件、島倉千代子さんの6億円借金事件を独占取材するなど「鬼の鬼沢」の異名を取った。一方で、その人柄から石原裕次郎さん、勝新太郎さんら昭和の大スターとも親交が深かった。
2000年8月、電車の優先席を陣取る若い2人組の男に「子供に席を譲っては」と指摘したことから降車後に襲われ、右手中指骨折など全治3か月の重傷を負った。01年の参院選では保守党から比例区で出馬したが、落選した。
長男の勝男さん(56)はスポーツ報知の取材に「忙しい父という印象です。休日に会えたことがあまりなかったものですから」と回想。第一線を退いてからは、孫と遊ぶ時間が生きがいだったそうで「晩年は孫の面倒を見るのが好きでしたね。孫を見せてあげられて、僕も親孝行できたかなと思います」と懐かしんだ。
Aさん
この人が公表しないで芸能人の人権を守った案件数えられないくらいあると聞きますよね。
それが信頼と共生関係なんだろうけど、最近の取材も無しでSNS頼りの記事書く輩の多さもすごいよね、見当違いの記事でも修正謝罪しないものね。
Bさん
最近のレポーターは、足で稼ぐのではなく、ネットの情報とか楽してスクープを取ろうとしている様な気がするし、モラルが欠如している様に思う。神田正輝、松田聖子さんの記者会見で、今の気持ちはと、普通では考えられない質問を投げかけたのは、悪い例として記憶に新しい。
Cさん
各局に“名物リポーター”“看板リポーター”的な人がいましたが、それも今は昔。
芸能リポーターそれ自体が絶滅危惧種になってますね。
Dさん
田宮二郎が自殺した時、家族を含め数通の遺書があったらしい。
そのうち1通が鬼沢氏宛だったというから、よほど信頼されていたんだろう。
合掌。
Eさん
結構硬派な方でしたね。
逮捕事件でない限りきつい取材はしなかったし。
安らかに。
Fさん
鬼沢さん亡くなられたんですね。
この前の神田正輝さん、松田聖子さんの会見を見ていて鬼沢さんが居てはったら、こんな会見にならなかっただろうにと思いながら鬼沢さんの事を思い出していたところだったのに。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
Gさん
鬼沢さんは、芸能人のスキャンダルを糾弾したり面白おかしく伝えるのでは無く、何とか反省して立ち直って欲しいとかそういう思いが伝わる感じでしたね。
ご冥福をお祈りします。
Hさん
梨元さんとは違いこの方の優しいしゃべりが印象的でした。
昔は芸能人の住所も電話番号も掲載されていた本が売っていた時代でしたからこの業界も凄く庶民的だった分、大変な仕事だったことでしょう。今の時代じゃ煙たがれる存在。嫌がられる仕事。発表も遅くしたのも解る気がします。
訃報を教えていただきありがとうございました。
Iさん
もう20数年前のことですが、仕事で鬼沢さんを取材したことがありました。ご自分の仕事に対し真面目で一所懸命取り組んでおられる印象で、けっこうハードボイルドな人なんだなと感じたことを覚えています。その節はお世話になりました、つつしんでご冥福をお祈り申し上げます
Jさん
芸能事務所の系列寡占化が進んで放送したら他の芸人を出さないと脅迫られるようになり、スキャンダルを出しにくくなった。だからサンドバッグにできる政府叩き自民叩きか力が弱い芸能事務所所属の芸人を好んで叩くのに拍車が掛かったと言える。
また一つ昭和が遠くなった気がしました。
今の若い子は芸能レポーターが活躍した時代は分からないだろうね。語り継ぐものでもないのだろうか。