音楽家、作曲家の福間創が1月1日に亡くなった。51歳だった。
福間は1994年からテクノポップバンド・P-MODELに在籍し、P-MODEL解体後の2000年代には戸川純のバンド・YAPOOSや、ケラ&ザ・シンセサイザーズのメンバーとしても活動してきた音楽家。
2001年からはそれらと並行して、フロアサウンドを軸にした自身のユニット・soyuz projectを始動させたが、2014年11月に解散した。以降はソロで活動を続けてきた。
2014年より脳内にできた未破裂血栓化大動脈瘤を患っていた福間。
根治は難しいという状態だったため、病を自身を形成する一部として受け入れ共存していくために2021年は音楽活動を休止し、体のメンテナンスを行ってきた。2021年は4月に1stアルバムのリマスター盤「Flowers(2021Remasterd)」を発表し、2022年に創作を再開すべくゆるやかに準備をしてきたが、1月1日に未破裂血栓化大動脈瘤を要因にこの世を去った。
葬儀は本人の希望に従い、昨日1月6日に家族葬にて執り行われたという。
“いつか突然訪れるかも知れないお別れの時”に備え、メッセージを準備していたという福間。公開されたそのメッセージには「僕に関わってくれた人々、責任取れてないことばかりで申し訳ない。以降、知り合いや音楽仲間から連絡があるなら、『知り合ってくれてありがとう』とお伝えください。ありがとうございました」とつづられている。
P-MODELとして福間とともに活動した平沢進は「病と共存しながらその境遇を糧とする音楽家の鏡とも言える福間とは、今後連携を深めるシーンを作って行こうと構想を練っていた矢先だった。本来なら『福間は隣接次元に漏れた』と表現するところだが、彼が抱く彼なりの宇宙観と彼なりの生命観による然るべき領域へと移行したのだと信じる。
それならばこれを悲劇の文脈で語るべきではない。福間よ、そちらでも良い創作をしてくれ。じゃ」と自身のオフィシャルサイトにてコメントを発表した。
Aさん
大動脈瘤って破裂前に見つかれば助かるもんだと思ってたが違うんだ。。
Bさん
終活をなさってたということにどういうお気持ちだったのだろうと考えると胸が痛い。残される方々に感謝が伝わりますね。ご冥福をお祈りいたします。
Cさん
《未破裂血栓化大動脈瘤を患っていた福間。根治は難しいという状態だった~1月1日に未破裂血栓化大動脈瘤を要因にこの世を去った》
この病気詳しくないけど、脳内にいつ破裂するか分からない時限爆弾があったみたいな事かしら…
なんともお若いのに、心労はいかばかりだったか…ご冥福をお祈り致します…
Dさん
破裂する前になぜ手術しなかったのかとコメントありますが、破裂する前に手術をし手術自体は成功したとしても合併症により麻痺が起きたりするので大きさや場所により経過観察が多いですね。
Eさん
今敏といいSP-2の人たちといい、平沢師匠は戦友を若くして亡くすことが多いなあ。
福間さんのツイートが本当に日々の癒しだったってことに気づく…。
ありがとう。安らかに。